2017年07月31日

玉石混淆と称する以上、必ず玉はあるのです。

玉石混淆と称されることの多いWEB小説。
その中でも個人的に凄く面白いなあと思っている小説をこっそりご紹介してみたく。

もちろん中には、
個人的に凄く面白い→書籍化決定→やっぱり皆も面白いと思ってたんだ!
という作品もありますが。
(敬称につきましては、いつもどおり節目がちにそっとスルーしていただきたく。「バッハが〜」とか「司馬遷が〜」とか言う時と同列の感覚だとご理解いただけましたら幸いです)


本好きシリーズ/香月美夜
http://ncode.syosetu.com/s9019b/


弓と剣/淳A
http://ncode.syosetu.com/n3017bo/


左遷された男の家/霧島まるは
http://ncode.syosetu.com/s3429b/


タグ:Web小説
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玉石混淆と称する以上、必ず玉はあるのです。2

玉石混淆のWEB小説の中でも、個人的に凄く面白いなあと思っている小説を再びこっそりご紹介してみたく。
(敬称につきましては、いつもどおり節目がちにそっとスルーしていただきたく)


グレイシス王国の第七王子/楠のびる
http://ncode.syosetu.com/s6899b/


萌え絵師への道/昔昔亭或処
http://ncode.syosetu.com/s4980a/


和菓子さま 剣士さま/鹿の子
http://ncode.syosetu.com/n6423p/


一色左京大夫の弟/ラグナ・ムア
http://ncode.syosetu.com/s3949b/


雪色エトランゼ/柚
http://ncode.syosetu.com/n9828br/


幸せな脇役/空魚企画部/文月ゆうり
http://ncode.syosetu.com/n8529br/
タグ:Web小説
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2015年08月26日

ジョハリの窓。

横尾さんについて検索しようとすると、何故か候補に「10000字」なる語が。
何事かと思えば、さる雑誌に載せられたロングインタビューだった模様。

運良くその内容を読むことができたんですが。
「よくもまあここまでと呆れるほど、内罰的で露悪的な人だなあ」というのが正直なところ。
例えるなら、一生で一度でも信号無視をしたことがあるというだけで、「自分は犯罪者だから」「自分は信号を守らない人間だから」と言ってしまうような、そんな感じ。
自分で自分を断罪していて、なおかつ他人からも罰されたがっているような、そんな感じ。
自分で自分を好きになれなくて、他人からも嫌われたがっているような、そんな感じ。


ジョハリの四つの窓で言うところの「開かれた窓」や「見えない窓」からばかり横尾さんを見ていた人達からしたら、こんな風に唐突に「隠された窓」を暴かれて、なおかつ直面させられてしまったら、物凄く裏切られたような気持ちになるんじゃないかしらん、と思ったりもしました。



同時に、芹沢光治良の『巴里に死す』を思い出してみたり。
『巴里に死す』自体はノーベル文学賞候補にもなった作品です。
そのヒロインが、新婚ほやほやの宮村伸子(みやむらしんこ)なんですが。
Yukiの中では横尾さんと物凄くシンクロしているような気になってしまう存在だなあと。

ストーリーをかなり極端に要約すると、
「新婚直後の留学先への移動中に夫から理想化された元カノの存在を告白されてどん底に突き落とされたヒロインが、元カノの影に苦しんで苦しんで苦しんだ挙句に結核にまでなって、幼子を遺して死んだ話」ということになります。

『巴里に死す』は三人称ながらヒロイン伸子視点でストーリーが進むせいで、
「隠された窓」越しにずっと伸子の生のむき出しの感情や汚い部分、他人には隠していて普通は見せないようなもがき苦しむ部分に強制的に接させられる羽目に陥ります。
伸子の卑屈さとか意固地さとか要領の悪さとかそういうものに本気でイライラさせられるんですが、だんだんとそんな彼女の不器用さとかそういったものがいとおしくなってきて、「誰にでも多かれ少なかれそういうところはあるよね」「自分だって人のこと言えないかな」みたいな気持ちになってきたりします。
なのに、最後の最後で「見えない窓」越しの伸子を見せつけられて愕然とする。
そういうストーリー展開なんです。

ちょうど、横尾さんとは逆のパターンですね。


伸子の場合は前段で彼女の苦しみとか汚い部分とかを知らされていた分、ラストで評価が一気に上方修正されるんですが。
このインタビューが掲載された当時の横尾さんの評価はどうだったのかな。
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2015年05月24日

つくばの立ち位置

読書が教養を高める行為ならば、
図書館は教養の塊と言い換えられる訳で、
「どういう図書館が提供されているか」は「(利用者に)どういう教養を見につけて欲しいか」という行政の願望と密接に結びついていると言ってしまっても過言ではないと信じています。

例えば池波正太郎を猛烈プッシュの台東区立中央図書館なら、
「このエリアに住んでいる以上は、池波正太郎だけは押さえておけ」という無言の圧力なのかな、と思ってみたり。

例えばFC東京と何とか絡もうとしている調布市立中央図書館なら、
「市を挙げてFC東京を推してるんだな」と伝わってきたり。
現実問題として本とサッカーってどう結び付けるんだろう思えば、写真集のような関連本だけでなく、「選手のおすすめの本」や「選手が最近読んだ本」辺りまで紹介していて、個々人を売り込もう、地域密着度を高めようとする頑張りの跡が見えるような気がしました。

そういう意味で、その図書館がどういう展示をして、どういうコーナーを作っているかというのは、そのままその地区の常識というか教養の傾向を体現しているように思います。
(この場合、図書館が教養の醸成に寄与しているものと仮定します。)

そういう意味でつくば市立中央図書館はどんな図書館なんだろうとうきうきしながら伺った訳ですが、まず目についたのが駐輪場の多さ!
2時間までは無料のようで、皆さんその範囲で出入りする感じかな。

いざ中に入ってみれば、天井と節電意識の高さが伝わってきました。
必要最低限をバチッと照らしますという感じ。
それからとにかく人の出入りが多い!
続々と来て続々と帰る、ちょうどそういう時間帯に行き当たったのかもしれませんが。

肝心の展示は…。
展…。
特定のものには肩入れしない公共心の高い図書館だと言えるのかも知れません。

でも日本語の本ばかり置いている時点で日本に肩入れしているわけで、
それに対して「ここは日本なんだから当たり前だろ、馬鹿じゃないの」というツッコミがまかり通るならば、「ここはつくばなんだから当たり前だろ、馬鹿じゃないの」と言えるような何らかの偏りがあってもいいような気もします。
偏見(と願望)ですが。

推すものがないとかいうオチじゃないよね(暴言)と思いながら館外に出て、中央公園をぶらついたところで素敵な銅像を多数発見!
さすがは筑波研究学園都市を擁するつくば市。
ノーベル賞で攻めてきたか。

だったらそういう研究の初歩の初歩の初歩とか、なぜなに系の本の展示がどーんとあってもいいような?
単純に広さの問題かな。
いやいや特定の分野に特化したような図書館では万人受けしにくいか。
つくばに住んでいるからって理系に強くないといけないって法はないですもんね。
posted by Yuki at 11:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年11月19日

大祥忌

クレヨン王国の生みの親、福永令三が亡くなって満二年。
三周忌です。
新装版のような焼き直し以外では、もう新作が出ることはないと頭では分かっているけれど、新刊情報のチェックを解除できない自分がいます。

福永令三が二度死ぬことがないようにするにはどうしたらいいだろう。

読み継ぐことはもとより、作品に新しい命が吹き込まれていかなければ、これだけ本の氾濫する世の中ですから、いつかは「名作だけれど絶版で入手困難な作品」の仲間入りをしてしまうのではないかなあという気がしています。

勿論、映像化されたり、あるいは音声化されたりすることで、今まで交わることのなかった層を獲得するということは大切なことです。

ただそれと同じくらい、既に交わっていて、福永令三をもう死なせたくないと思う層が、書評なり何なりという形で情報を発信していくことが大切なんじゃないかなあという気がします。

あるいはオマージュとか?

ジョージ・オーウェルの「Homage to Catalonia(カタルーニャへのオマージュ)」が「カタロニア讃歌」と解されていることを鑑みると、「Homage to Crayonkingdom(クレヨン王国へのオマージュ)」ならば「クレヨン王国讃歌」。
そんなCDが出たりした日には、CD屋さんに走っていく自信があります。


クレヨン王国王立図書館ピアス湖分館
http://www001.upp.so-net.ne.jp/NYAO/crayon/index.html
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